HIKE

アルヴァ アアルトによるハイスツール「STOOL64」。建築家として自身で設計したヴィープリ図書館のためにデザインされたSTOOL60、こちらのその脚長仕様という位置づけ。

現代でも作り続けられる名作として知られ、シンプルながらデザイン当時は革新的な技術を用いて形作られたもの。フィンランドは柔らかい松や白樺が豊富ながら、家具用木材としては不適切。アアルトは同国伝統の挽き曲げ技法を応用し、独自の曲木技術を開発することで狂いが少なく十分な強度を確保したこのスツールを作りあげた。後にこの技法による脚はアアルトレッグと呼ばれ、彼のアイコン的なデザインとなっている。また、今回の仕様はブラックペイントされていますから、その象徴的なシルエットがいっそう際立っているのも魅力のひとつ。

シートハイは650mmとなり、カウンタースペースにちょうどいい高さ。もしくはお料理の途中にひと息いれる椅子としてキッチンにひとつあってもよさそう。ちょんと腰を預けてじっくり煮込み料理と格闘するもよし、或いは深く座り、フットレストに足をのせて本を読みながら静かに待つのもいい。フラットな座面は本や荷物を置くにも最適。そんな気軽さからか何年も傍にあったような親近感がある。角のない優しいフォルムは空間にもすぐに溶け込むことでしょう。片手で楽に持ち運べる手軽さも嬉しいところ。

オリジナルペイントを活かすべく、この商品に関してはサンディング作業（研磨）を行っていませんので、多少の傷、塗装剥がれなどございます。コンディションに不安を感じる方は必ず現物確認後のご購入をお願い致します。価格は単品となります。

追記：3脚は販売済み。残り1脚となりました。

コメント： 中島

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