HIKE

このテーブルセットを手掛けたカイ・クリスチャンセンはデンマーク王立芸術アカデミーにてデンマーク家具デザインの父コーア・クリントの元でデザインを学び、卒業後は自身のスタジオを構える。独特な衣装美を確立しつつ、機能的なデザインが彼の特徴。今回ご紹介するチェアNV31は彼の代表作であり、北欧家具のスタンダードとして世界的に親しまれている。

全体に使用されるローズウッド材は現代ではワシントン条約により輸出入を制限されている希少種。燃えるように力強くありながら落ち着き払った佇まいが魅力的で、上品なダイニングシーンを表現できる。テーブルに置かれた食器やカトラリーはシルエットがハッキリと映え、盛り付けられたお料理もいっそう美味しく魅せてくれることでしょう。

このテーブルセットを手掛けたカイ・クリスチャンセンは、デンマーク王立芸術アカデミーにてデンマーク家具デザインの父コーア・クリントの元でデザインを学び、卒業後は自身のスタジオを構える。独特な衣装美を確立しつつ、機能的なデザインが彼の特徴。特に今回ご紹介するチェアNV31は彼の代表作であり、北欧家具のスタンダードとして世界的に親しまれている。

それでは、個別に見てみよう。このテーブルの最も特徴的なところは天板の裏にある。テーブルには必ずと言っていいほど幕板という構造体が備わっており、天板の反りを抑えたり、脚を固定する役割があるが、こちらのテーブルは天板自体に厚みを出すことで幕板を不要としている。いや、実際には幕板がないわけではなく、上手に天板裏を処理することで、あたかも分厚い天板であるかのようにみせている秀逸なデザイン。

ラウンドテーブルのよいところは角がないためダイニングの導線確保が容易で、みんなが中心に向かって腰掛けるため自然と会話も弾むこと。また、室内に四角い家具が大半を占める中で丸い天板がよきコーディネートのよきアクセントとなることも特徴でしょう。拡張式のためのスペア天板は1枚。本体と同じ幕板がセットされ拡張後の一体感が素晴らしい。最大6名での使用が可能ですから、家族や友人を招いてのホームパーティもゆとりをもって楽しめそう。贅沢にローズ無垢材が使用された脚は工具なしで付け外しが可能なねじ込み式で、模様替えやお引越のとき、もしくは定期的な増し締めも素手で簡単に行えるのはとても機能的。

チェアは先にお伝えした通りNV31。他の北欧家具とは一線を画す意匠性を持ちながら、その素晴らしい座り心地は代表作として面目躍如。懐の深さを感じるシートはウレタンフォームとウェービングバンドによる柔軟なクッション性でお尻を受け止めてくれて、まるでソファのよう。普通はウェービングバンドではなく、板の上にウレタンフォームを載せてファブリックで包むわけですから根本的に造りが違う。

背もたれは体の曲線に沿うようカーブが付けられているので背当たりは優しい。さらにハーフアームに腕を委ねればコンパクトながらゆったりと食事を楽しめそう。一般的なアームチェアは天板下の幕板にアームがぶつかり椅子が大きく外にはみ出してしまうが、NV31ならその心配はない。限られたダイニングスペースをより有効活用できるのは嬉しいところ。

落ち着きのあるローズウッドフレームに合わせて背、座面のファブリックは上質なインポートファブリックに張替済み。僅かに光沢感を含んだ生地感が上品な佇まいを演出してくれている。同時にウェービングバンド、ウレタンの交換も済ませていますから、安心して末長くお使いいただけます。

テーブルとチェア4脚セットの価格となります。

コメント：中島

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