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Johannes Andersonなどの家具を多く手掛けた事で知られる、デンマークCF Christensen社製のソファテーブル。

使用されるローズウッド材は、木の宝石や王様と呼ばれヨーロッパで古くから重宝された高級木材。 美しい木目と硬い材質のため、ピアノ、ギター、チェス、ビリヤードのキューなどの趣向品に多用された。 加工するとバラの様な香りが漂う事からこの名がついたと言われ、事実ローズウッドの家具をメンテナンスするアトリエはいつも甘い香りで包まれる。

ローズウッド特有の力強い板目模様の突板をシンメトリーに配置した天板、当時ならではの厚い突板は木材そのものの質感や木目の豊かな表情が伝わってくる。また、ソファテーブルでは珍しく、両側からスライドして出し入れをするスペア天板が備わる仕様。普段は、本体に美しく収納されており片側だけ出しても高さは変わらず平行を保つ作りの為、その場の状況に応じて使い分けが出来るのも嬉しいポイント。

天板下の幕板には段付きの造形が施されており、そうして生まれた彫刻的な陰影からはデザイナーのこだわりと当時の職人の丁寧な仕事ぶりを感じていただけるでしょう。先端に向かい細くなるテーパード仕様の脚部は貫をなくすことで繊細さを生み、各辺に丸みを付け同時に優しさも併せ持つ秀逸な意匠。時代を感じさせないモダンさは、コーディネートの幅も広く永きにわたりご使用いただけるだろう。


コメント:谷山


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Sofa Table
190411-3
W1200+(495×2) D550 H430 配送料金Cランク
- - - - - / CF Christensen / Denmark / 1960's / Rose wood
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