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モーエンセンによって1963年にデザインされたラウンジチェアとオットマン。フレデリシア社CEOのグラーバセンとは旧知の中であることはご存じだろうか。互いの志を理解する二人だからこそ、妥協なき素晴らしい家具が誕生した。簡潔な意匠の裏に潜むこだわりの数々をご覧いただきましょう。

体を預けてみると、沈み込みすぎず、じっくりと身体にフィットしていく座り心地。ヘッドレストも備わり首へのサポートも素晴らしい。ラウンジチェアにしてはシートハイは少し高めで、背や座面の角度は控えめのため、腰掛けている人物が美しく写るシートポジション。その一方で幅、奥行きにもゆとりがあり、今回はオットマンもセットですから姿勢を崩して安楽性を求めることもこの椅子は許してくれる。

ヘッドレスト側面のウィング部分は包容感を感じさせるだけでなく、斜め座りした時に頭を預けたりしてもいい。レザー特有の滑る感覚はなく、表面を撫でるだけで革の厚みが手に伝るほど、確かな強度をこのレザーは持っている。何十年も経過しているとは思えないしっとりとした肌触りを保ち、色艶の増した表情には風格すら漂う。牛の飼育から、なめしに至るまでこだわり抜いたフレデリシアの努力は、今こうして皆様の目によって証明された。

さらに中材にも注目してみたい。トップクオリティのフェザー、ダウン、ウレタンチップが絶妙なバランスでクッション内に配合。内部クッションは羽毛布団のように九つの部屋に縫い分けられている。このひと手間で中身が片寄らないようになり、いつも変わらない快適性が確保される。時々レザーカバーから取り出し天日干ししていただければ、ふっくらと弾力が再生し、末永くこの座り心地を保つことが出来るだろう。

気品ある佇まいから世界中の大使館や、エグゼクティブオフィスなどでも選ばれている。それは保有する喜びだけでなく、自身のステータスとして他者からの信頼、尊敬を得られるからに他ならない。ご自宅ならリビングはもちろん、書斎や、シアタールームなど、よりパーソナルなスペースで至高のひと時を過ごされてはどうだろう。優雅な曲線のアームに腕を降ろし、オットマンに足を預け、好きな映画や音楽に耳を傾ける。これ以上ない贅沢なひとときとなる事でしょう。

使用感があるヴィンテージコンディションとなりますが、メンテナンスではクリーニング後にレザークリームでトリートメントを済ませている為、まだまだこれからが本番といった様子。ご心配な方は現物確認後にお申し込みください。チーク材の脚もご覧の通り、経年変化により深みが増しています。クッション中材の補充、レザー張替なども行いますから長期にわたりご安心してご使用していただけます。

同じくフレデリシアから現行品も販売されています。新たなご注文は¥1,186,000〜(ラウンジチェア)、¥300,000〜(オットマン)のご注文も承れます。スタッフまでご相談下さい。尚、チーク材は現行品では廃番となっております。


コメント : 中島


2000年のオープン以来、「物質の循環」「自然との共生」をメインテーマに、ヴィンテージ家具の永続的使用を追求し続けています。末長くお使いいただけますよう自社プロスタッフが可能な限りのメンテナンスを施しました。ご検討、ご購入前に下記を一読していただけますようお願いします。

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Easy Chair + Ottoman
16D06-0140
W700 D910 H1060 配送料金D+Aランク
Borge Mogensen / Fredericia / Denmark / 1962 / Teak wood
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