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Kurt Ostervigによるダイニングチェア。バイキング時代の名残から造船技術に長けたデンマークでKurt Ostervigは木工技術を学ぶ。その後、家具デザイナーへ転身すると35歳で自身のスタジオを設立。このチェアを手掛けるKP Moblerとは多くの家具を手掛けており代表作も多い。

まず目に留まるのは上端が折り曲げられたようなユニークな背の笠木。立体的な造形のお蔭で量感も豊かに感じられると共に、ローズウッドの力強い木目がより躍動的に感じられる。椅子を差し引きするときのグリップ感も高める意味合いもありそうだ。エッジの効いた半月形状がシャープな印象を与え、甘すぎることはない。

脚はスッと真っ直ぐに床を捉えている。この少し緊張感のある佇まいがこの椅子には丁度いい。シートは前よりのポジションにセッティングされていますから、腰かけてみると思った以上に懐の広さを感じていただけるでしょう。深く腰掛けても、浅く腰掛けても背もたれが上手に背中をサポートするので、見た目と反してリラックスしてお食事を楽しめそう。

張地はデンマークの伝統的なファブリックメーカーDANISH ART WEAVING社社の「URD PLAIN」を選択。創業当時のラインナップをいまでも大切にする同社は、一貫した管理の中で行われる紡ぎ、染色、織りから生まれる高品質な生地を提供。中でも梳毛で織られたこの生地は耐久力があり、光沢感もありますから、落ち着きのあるローズウッドフレームによく似合っている。4脚セット販売。(@85,000×4)


コメント:中島


2000年のオープン以来、「物質の循環」「自然との共生」をメインテーマに、ヴィンテージ家具の永続的使用を追求し続けています。末長くお使いいただけますよう自社プロスタッフが可能な限りのメンテナンスを施しました。ご検討、ご購入前に下記を一読していただけますようお願いします。

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Chair Set
19G09-0029
W500 D530 H790 SH440 配送料金Bランク×2
Kurt Ostervig / KP Mobler / Denmark / 1961 / Rose wood
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