HIKE

Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)によるライティングデスク。彼は生活者の目線を大切にデザインを取組んでおり、製作した家具をまず実験室と呼ぶ自邸に持込むとか。実際に使用して本当に使い心地が良いのか、耐久性は問題ないか、部屋に置いた佇まいが美しいか、ずっと使い続けたいと思えるか、などを検証して製品化している。こちらはデンマークの老舗家具工房Soborg Moblerによって10年以上も製作されていたベストセラーシリーズ。

フォールディング扉を解錠し、ハンドルに手を掛けてゆっくり手前に倒すと、大きな扉はデスクの天板に早変わりする。PCや資料を広げても十分なスペース。目線の高さには収納が用意されていて、深さの違う引出2杯と縦横のオープンラックが。文具や書類を置いておくのに重宝し、天板がいつもクリーンな状況をキープしておけるのは嬉しいところ。デスク部分の奥行きは下段収納より狭まり、存在感を抑える工夫もなされている。

本体下段には適度な深さのある引出が4杯。日用品や衣類などの収納に活用できますから、リビングなど生活シーンの一角にレイアウトすれば、日常の収納としても、ホームオフィスとしても柔軟に活躍してくれるでしょう。オーク無垢材を削り出したハンドルはこのシリーズのシンボリックなところ。手掛りもよく、たっぷり納めてもスムーズに引き出すことが出来る。脚部は低重心かつ安定感のある台輪式。この堅実さを確保しつつ、美しいサイズバランスを表現できるのはさすがモーエンセンといったところ。

扉の開閉、引出しの動作はスムーズに行なえるように調整済み。鍵は新規製作しています。

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コメント :　中島

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