HIKE

1960年代のデンマークで制作されたヴィンテージミラー。フレームには木の宝石とも称され、ヨーロッパで古くから珍重されてきたローズウッドが使用されている。

このミラー、フレームの造形に特徴がある。他の多くのミラーと同様にテーパーがかけられているのだが、上下のフレームではフレーム内側に傾斜がつけられているのに対し、左右のフレームではフレーム外側に傾斜がつけられている。これによりフレームの上下と左右で微妙な陰影の差が生まれ、フレーム全体が立体的・彫刻的に立ち上がってくるのが面白い。写真ではやや伝わりにくいかもしれないので、ぜひ間近で鑑賞していただきたいディテールだ。また、四隅の接合部には明るい色の木栓がそれぞれ3つ配され、ローズウッドとのコントラストがデザインにいいアクセントを加えている。

サイズは壁掛けの姿見にぴったりで、ローズウッドの濃い色味が空間をキリッと引き締めてくれそうだ。鏡としての機能はもちろんだが、室内に置くと周囲の光景を取り込み、そこにもう一つ窓があるかのような効果が生まれる。空間に広がりと奥行きを与えてくれるので、魅力的なインテリアづくりに一役買ってくれるだろう。そのため玄関や寝室にはもちろん、リビングにセットしてもいいかもしれない。

鏡は新しいものに交換済みで、気持ちよくお使いいただけます。背面には壁掛け用の金具が備わっていますが、設置の際は壁面強度にご注意ください。

コメント : 大塚

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