HIKE

スウェーデン人デザイナーBertil Fridhagenによるローボード。氏は大工からキャリアをスタートし、建築設計を経て、Bodaforsにて家具のチーフデザイナーを努めた。こちらのローボードはそんな確かな経験から生み出されている。

多くのローボードは収納部と脚部が別々のパーツで構成され、ボルトで固定する方式だが、こちらは一体式。強度面での信頼性がより高まっている。意匠はシンプルな構成ながら、前面の扉周囲と脚の一部を斜めに接いでいることでシャープさがあり、特徴的な引出しツマミは氏のデザインした家具に度々みられるシグネチャーデザイン。

上部に横並びにセットされた引出しは浅めだが、4杯あれば収納力は十分。カトラリーや細かな生活雑貨を整理するには大変便利。こちらはスムーズに可動するよう調整済み。その下には観音開きの扉が2カ所。施錠を解除し、鍵をそのまま持手代わりに開閉すると中には可動棚が1枚ずつセットされている。施錠が面倒という方には別途費用ご負担（￥4,000＋Tax）でマグネットキャッチの取付けも可能。これで扉が勝手に開いてくる事はありません。

食器収納としてダイニングシーンに配置すれば、高さ800とテーブルよりも少し背が高いため、テーブル越しにその姿を覗かせベストバランス。縦長の食器棚とは異なり視界の抜けがよく開放的。天板にアートポスターやオブジェでディスプレイしてみるとアクセントとなり締まりのある空間構成に。リビングシーンでもマッチします。

コメント：中島

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