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オーディオの分野で世界的に高い支持を得ているデンマークのオーディオメーカー バング&オルフセン社。このキャビネットはデザインー ヤコブ・イェンセンが手掛けたMC40。B&Oのオーディオはご覧になった方も多いはず。それはデザイン性の高さからオーディオショップに留まらず、インテリアショップでも取り扱うのを目にするからではないだろうか。そんなB&Oの歴史から少し振り返ってみよう。

創業は1925年。ピーター・バングとスヴェン・オルフセンの二人でラジオメーカーとしてスタートをきった。当時、電池式ラジオが一般的だったなかで、電源式ラジオを開発したことで一気に躍進し、その後10年以上ラジオを生み出し続ける。しかし、彼らは更に新しさを求めた。

そう、その答えがハイセンスなデザイン。1962年にはデザイナーにヤコブ・イェンセンを迎え、革新的な技術力に加え、デザイン性も兼ね備えたB&Oは世界的に高い支持を得るようになる。彼は手掛けたプロダクトがMOMAのパーマネントコレクションに幾つも選ばれるほど、デザイン界に大きな影響を与えた人物と言えるでしょう。

さて、このキャビネットに話を戻します。このキャビネットはB&Oのbeoシリーズ用に作られている。ギターやビリヤードのキューなど、趣向品にも多く用いられた希少種ローズウッド材を大胆に使用。躍動的な木目に対し、落ち着きあるダークトーンが人々を魅了するのでしょう。また、僅かに艶のある高質な佇まいと金属のフレーミングが見事に親和しており、あたたかみのある北欧家具のイメージとは一線を画す。

各収納部分の底板は手前に引き出せる仕様となったユニークな造りに。これはオーディオの操作面が機材の上面だったから。つまり、普段はスッキリと収納しつつ、音楽を聴きたいときは手前に引出しプレイボタンを押せるということ。下段の底板に穴が開けられたところがあるのは機材の放熱を考慮している。当時に想いを馳せながら自慢のオーディオとレコードなどを収納して、自分だけのひと時を堪能するのは想像してみるだけでも楽しい。背面も仕上げられていますから、レイアウトの自由度が高いのも嬉しいところ。


コメント : 中島

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