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1960年代のライティングビューロー。初めて対峙したとき、ローズウッドを美しく配した重厚な佇まいにうっとりと見とれてしまった。ローズウッド材は現代ではワシントン条約により輸出入が制限された希少種である。当時からギターやビリヤードのキューなど趣向品に好んで使用されたことから、魅力的な木目は人気だったのでしょう。それを贅沢に用いたこのビューローは資源豊かな60年代のヴィンテージならではのこと。

また、デスクとチェストの二役こなせる機能性は北欧家具の素晴らしいところ。限られた空間をいかに豊かに暮らすかが表れている。それでは上から順にみていきましょう。まず、上部には4杯の小抽斗。すぐに手が伸ばせる位置だから、文具や日々届くダイレクトメールを収めておくのにちょうどいい。細かなものが整えておけるので、コンパクトな天板スペースをいつでもクリーンに保っておける。

ビューローの中央には手前に引き出せるスライド天板。引き出すと幅850 奥行700ほどの天板スペースとなるため、中々ゆったりとした印象に。側板のある天板奥の一段上がったスペースには書籍など置いておいたり、お気に入りのオブジェクトや写真を並べておくといい。すると効率やモチベーションアップに繋がり作業が捗ることだろう。

その下には抽斗が3杯。最上段に真鍮の鍵が備わっているところは何だか心擽られる。特筆すべきはその前板形状で、ゆるやかにアーチを描いた凝った造りに。このビューローの意匠を印象付けるもっとも重要なディテールだろう。作業に必要なものや生活雑貨をたっぷりと収めることができ、動作はスムーズで申し分ない。

リビングや、書斎、あるいはベッドルームなど、コンパクトなので設置場所の選択肢は多い。メールチェックやネットサーフィンはもちろん、ミラーをセットすればドレッサーとしても使えそう。朝は身支度を整え、就寝前には一日の出来事を日記に書き留める、そんな生活のパートナーにどうぞ。


コメント : 中島


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