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ハンス・ウェグナーによるベッドフレーム。

ファクトリーは、ウェグナーの名作「GE290」「GE236」などの製作をしたGETAMA社。GETAMA社は1899年、デンマークのユトランド半島北部の町「Gedsted」で設立し、海で取れる海藻「Tang」を中材に使いマットレス「Mattres」を製造する工場の為それぞれの頭文字を取って「GETAMA」と名付けられた。時代の流れと共に、マットレスの中材を海藻からスプリングやウレタンフォームへと素材を変えていき、マットレスだけはなくソファなどの家具製造も手掛ける。1949年にウェグナーと出会い、現在まで高い人気を誇る数々の作品を発表した。今回紹介するベッドフレームはまさにGETAMAが最も得意とする家具と言っていい。

ウェグナーは異素材を組み合わせた家具を多く生み出しているが、こちらのベッドフレームも素材の活かし方が秀逸。フレームはチークを主材とし、年月を経たからこその深い味わい。両サイドのフレームは中央に向かって括れており、エレガントなラインを描いている。対してフットボードは量感があり、良質な素材を前面に押し出す贅沢な仕様。掛け布団がズレ落ちることを防ぐ効果も期待でき、使い勝手も良さそうだ。また、ヘッドボードの籐も黄金色に変化し、チーク同様にヴィンテージ家具ならではの魅力を醸し出している。繊細なパターンが狂いなく編まれている様は、当時の職人の技術力を窺い知れるポイント。木材と籐の黄金コンビは温かみがあり素敵だが、さらにウェグナーは脚部にスチールを選択。スラリと伸びるスチール脚の効果で程良い緊張感が生まれ、モダンな印象に。3種類の素材を見事にまとめ上げるウェグナーの構成力には脱帽である。

一般的なシングルベッドよりも幅がコンパクトだが、1人で寝るには十分な広さ。ベッドサイドにナイトテーブルをレイアウトしても空間にゆとりが取りやすいだろう。籐張りのヘッドは視線が抜け、細身の脚部が内側に入ることで浮遊感をもたらすため、シルエットはとても軽やか。重厚感のあるベッドフレームとは一線を画している。

床上はしっかりと空間があり、且つ底板がスノコ式のため、通気性に優れており、湿度の高い時期でも寝具を清潔に保つことが可能です。フレームは組み立て式でヘッド及びフットボードが外れ、サイドフレームもたたむことが出来るので、搬入もご心配なく。フレームの内寸はW850・D1950・H140。ご自身のお好きな硬さ、高さのマットレスをご用意下さい。また、ショップにてご相談も承れますのでお問合せ下さい。


コメント: 萱野


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Bed Frame
21D01-0108
W900 D2000 H730 内寸:W850 D1950 H140 配送料金Fランク+組立費用
Hans J Wegner / Getama/ Denmark / 1960's / Teak wood
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