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量感あるパイン材のテーブルと椅子6脚のセットはRainer Daumillerがデンマークの Hirtshals Savvaerk 社のために1970年代にデザイン。パイン材を贅沢に使った滑らかな質感と柔らかいフォルムは撫でてくださいと言わんばかりだ。農村を思い起こさせる牧歌的で素朴な第一印象と、まっすぐに伸びる直線的な脚や構造や機能に関連しない装飾を廃した北欧らしい率直さが絶妙なバランス。椅子は背もたれからアームに続くカーブに背中も腕も心地よくあずけることができ、おしりがぴったりおさまる座面は抜群の安定感で見た目以上に座り心地が良い。楕円形のテーブルは両端の半円部分をたためばコンパクトな長方形になり、人数に合わせて調整できる。ハンス・ウェグナー、ポール・ケアホルム、アルネ・ヤコブセンとは異なる思考と手法を用いたRainer Daumiller(ライナー・ドーミラー)の家具。多くの巨匠デザイナーが当時安価だったチーク、ローズウッド材を他国から輸入しモダンな家具をデザインしたが、同時期にライナーは身近に生息するパイン材を使いプリミティブな家具を多く発表する。半世紀を経た今でもガンガン使って揺らぐことのない堅牢さあたたかみ。世代を超えて使い続けることでライナーの意思が明確に伝わってくる素晴らしい家具。

デザイナーRainer Daumiller（ライナー・ドーミラー）についてはデンマーク人という情報やスウェーデン人であるというものなど詳しいことがほとんどわからない。1970年代の北欧家具博覧会にウェグナーやケアホルムと一緒に出品されていたというので、名のあるデザイナーであったのだろう。パイン材を使ったたっぷりとした素朴な家具が特徴。ここ最近注目されるデザイナーとなり世界的にも活発な取引が行われている。

ヴィンテージの風合いをあえてそのまま残した仕上がりです。コンディションがご不安な場合にはショップにて必ず現物をご確認下さい。現物は姉妹店のLICHTにて展示しております。ご確認ご希望の際は事前にご連絡をお願いします。

コメント： 須摩

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