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大胆でプレイフルだけど破綻のない美しさがあるソファMP81は、ブラジルのミッドセンチュリーを代表するデザイナーPercival Laferによって1960年代にデザインされた。ボリュームのあるレザーシートは末広りの太い脚によってしっかり支えられ、見た目と座り心地の安定性が増している。奥行きある低めのシートに包まれるように座り、ヘッドレストに頭を預ければふっと体の力が抜けるほどの包容力は素晴らしい。ヘッドレストは取り外し可能でローバックに可変することも。座面のホールステッチ、アームのレザーベルトはウレタンの型崩れ防止策につながっており、脚についている木のポッチは本体と連結するためのボルトが隠されている。そんな小さな集積がこのソファを唯一無二の存在として際立たせているに違いない。リビングにひとたびレイアウトしてみれば重厚な佇まいによって安定感が増し、あらゆるスタイリングにもぶれない個性によってコーディネートの核を担ってくれるだろう。レザー、ウレタンの状態も良好。長くご愛用された先の張替対応を承っておりますのでご安心ください。

Percival Lafer(パーシヴァル・レイファー)は1936年、ブラジル出身。ブラジルミッドセンチュリー家具デザインの重要なデザイナーの一人。大学で建築を学んでいたが、父の急逝によって建築の道ではなく、兄とともに父の家具店を継ぐ。中産階級向けにモダニズム家具を手頃に供給するために大量生産することを前提に家具デザインを行った。上質な無垢材やレザーを使いつつ、スチールを組み合わせたり、組み立て式にして輸送コストを下げるなどブラジル国内で絶大な人気となる。

レザーの状態は良いですが張替をしておりませんのでコンディションがご不安な場合にはショップにて必ず現物をご確認ください。現在は姉妹店のLICHTにて展示しております。現物確認の際は事前にご連絡をお願いいたします。

1シーターはHP掲載前に完売いたしました。


コメント: 中島


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Sofa
19G09-notl43
W2080 D870 H870 SH360
Percival Lafer / Brazil / 1960s / leather, Jacaranda
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