HIKE

Knud Andersen(クヌート・アンデルセン)によるダイニングチェア。

使用される木材はチーク材。しなやかな木目が美しく上品、特に量感のある背もたれには有機的な丸みがあり、天然木の風合いが豊かに感じられる。深みが増したきめ細やかな木目のチーク材はヴィンテージならではと言えるでしょう。背板はセンターで同材の契りを用い滑らかに継ぎ合わせられ、意匠としての役割も果たす。

腰を降ろしてみるとファブリックシートが優しくお尻を受け止めてくれる。懐の深さを感じられて、これなら長く腰掛けていてもお尻が痛くなることはなさそう。体がすっぽりと収まる感覚で優れたホールド感をもたらしてくる。一切の貫を設けていない脚部はスッキリと洗練された佇まいで複数脚並んでいても美しい。部材を少なくするという事はそれだけ技術力が求められるという事。およそ50年の時を経て今、私たちの前に立派に存在することこそその証明と言えるでしょう。

ファブリックと中材は、国内にて新規に交換済み。ファブリックは、インポートのコットン・リネン混合生地のグレーをチョイス。柔らかなピーチスキンでありながらも洗練されたクラシカルな雰囲気は、ヴィンテージ家具と相性抜群。上質な天然素材のファブリックですから、経年変化した風情を楽しみながら末永くご愛用いただけるでしょう。

1脚￥82,000+tax。4脚セット販売となります。

コメント：谷山

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