HIKE

1960年代のデンマークにて製作されたブックケース。

著名なデザイナーに負けじと工夫を重ね製作された時代の家具達は、アノニマスながら完成度の高いものが多く残る。この時代の北欧家具はチーク、ローズウッド、オーク、ビーチ等の木材が使用されることが多いが、こちらはウォールナットにて製作。ウォールナットは最初深いブラウンだが、経年で明るいブラウンへと変貌を遂げる。色調がまろやかになる代わりに木目が際立つことが、こちらのブックケースの背板を見るとよく分かる。書籍で一杯にせずに余白を設けて木目の表情も楽しむのもお勧め。

一見シンプルなブックケースだが、本体、棚板の前面は斜めのカットが施されており、本体四方の角までも同様の意匠を用いる徹底ぶり。板の厚みがシャープに見える為、洗練された印象に。中立で仕切られた本体には左右３枚ずつ可動棚がセット。可動穴のピッチも細かく、様々な高さのアイテムを収納可能。また、棚受けはレール式の為、下からのぞき込んでも見えず、美しい納まり。重厚感ある色調に対し、無垢材を削り出したテーパード脚は程良い長さで、視界の抜けも良く軽快。

D250と浅めなので、リビング以外にも書斎や寝室等、レイアウトの自由度が高そうだ。書籍はもちろんのこと、集めたオブジェやグリーンをバランス良くディスプレイすれば、自身を高めてくれるとっておきの場所となるだろう。趣味趣向が最も表れるブックケースだからこそ末永く使えるモノを選びたい。

背板に若干の歪みがあります。そのため、棚板と背板の間に僅かに隙間ができております。 隙間を小さくするため、棚板を調整しており、棚板のおよその位置はそのままでご使用いただくのがお勧めです。
例）右上の棚は右上にセットしていただき、左側には使用しない。
上下の高さ調整は問題ございません。

ご不安な方は現物確認の上、お申込みをお願い致します。

コメント：萱野

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