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スウェーデンの家具デザイナー、アルフ・スヴェンソン(Alf Svensson, 1929〜1992)によるイージーチェア。製作は同じくスウェーデンのDux社。

アルフ・スヴェンソンは1950〜70年代を中心に活躍したデザイナーで、椅子やキャビネット、照明など様々な家具をデザインした。ヴィンテージ市場では特にその椅子の人気が高く、なかでも高品質なマットレスを手掛けていたDux社と手を組んだこちらのイージーチェアは彼の代表作と言えるもの。

絵筆をさっと走らせたような美しい曲線のシートと、それを支える彫刻のようなラインのフレーム。シートの構造体には背もたれから座面まで一体となった金属製のスプリングフレームを使用し、その周囲をウレタンフォームでぐるっと包み込んでいる。マットレスを得意としたDux社ならではのつくりで、これによりウレタンフォームによる厚みを最小限に抑え、美しいラインを実現している。フレームにはチーク材を使用。経年変化によって深みが増したことで木部の造形がいっそう際立って感じられる。

腰を下ろしてみると、沈み込みの少ないシートがしっかりとお尻をサポートし、背もたれの曲線は背中に吸い付くようにフィットする。ヘッドレストに頭を預け、オットマンに足をのせれば気分はもうすっかりリラックス。ヘッドレストは高さ調節が可能なので、自分に合わせればより快適な座り心地が得られるだろう。さらに特筆すべきは2段階のリクライニング機能で、通常は映画鑑賞や読書に最適な角度だが、リクライニングするとまるでファーストクラスのような快適さ。操作も簡単なので、これはぜひ一度体感していただきたい。

厚みが抑えられているため、他のハイバックチェアと比べて圧迫感をあまり感じさせない。壁置きでもいいが、壁から離してセットすればその美しいラインを360°ぐるりと堪能できる。軽やかでレイアウトの自由度が高く、リビングに置こうか、それとも書斎の本棚の近くに置こうか、なんてあれこれ考えるのも楽しい椅子だ。

張地、ウレタンフォームは国内にて新規に交換済み。明るいグレーの生地はシートの流れるような曲線をより美しく表現し、チーク材のフレームとの相性も抜群。肌触りもよく、この椅子の包まれるような座り心地をさらに良質なものにしてくれるだろう。


コメント:中島


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Easy Chair
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Seat W750 D980 H1000 SH390 配送料金Dランク
Ottoman W620 D440 H390 配送料金Aランク
Alf Svensson / Dux / Sweden / 1960's / Teak wood
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