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モーエンセンによるソファ「201」。1955年に誕生したこのソファはデンマークの家具メーカーであるフレデリシア社とモーエンセンが初めてタッグを組んだ作品。後に両者は数々の名作をともに生み出すことになるが、その先駆けとなるまさに記念碑的存在だ。一度生産はストップされたもののモーエンセンの生誕100周年である2014年に「No.1ソファ」という名で復刻される事にもなる名作ソファの原型。

常に生活者の立場に立ったモノ造りを心がけたモーエンセン。製作した家具をまず実験室と呼ぶ自邸に持込み、実際に使用して本当に使い心地が良いのか、耐久性は問題ないか、部屋に置いた佇まいが美しいか、ずっと使い続けたいと思えるかなどを検証して製品化するのが彼のルール。こちらのソファもそんな彼のこだわりが随所に見受けられる。

シャープなフレームとテーパードした脚部による抜け感に対して量感のあるクッションを見事に組み合わせ、見た目は軽やかなのに腰を掛けると肉厚な座り心地を体感できるのが特徴。クッションは現行品とは異なり、スプリングが内包されており、適度な反発があるおかげで長時間座っても快適に過ごすことができるだろう。座、背にはボタン締めをしてクッション全体の型崩れを防止する効果を持たせるとともに、意匠としての役割も果たしている。

薄いアームのお陰で内側のスペースを最大限確保できるため窮屈感が無く、一体型仕様の座面によりデイベッドに寝転がるかのようにいつの間にか夢見心地になりそう。傾斜もフラット気味のため、胡坐をかいたりと様々な姿勢にも対応可能でゆったりと寛ぐことができる。対して背は分割仕様なので隣の影響を受けにくく、3人で掛けた時にも自然と適切なシートポジションへ誘導してくれる。

本体・クッション共にコットン主体の上質なインポート生地にて張替済み。背面も美しく張り込まれているので、空間の中央にレイアウトすることもお勧め。今回はフレームにクッションよりもワントーン濃い目の生地をセレクトすることで全体を引き締めている。将来的に張り替える際もフレームとクッションの生地を変えたり、ボタンをアクセントカラーにするなどオリジナリティを出すことができるので、末永く楽しんで愛用できるだろう。

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コメント:萱野


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Sofa
220217-1
W2020 D850 H820 SH420 配送料金Fランク
Borge Mogensen / Fredericia / Denmark / 1955 / Oakwood
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