HIKE

北欧ビンテージ家具の中でもガラス扉のカップボードは台数が少ない。さらには、現在では伐採禁止のローズウッドを使用しているとなればなおさらだ。

上段ガラス扉には持ち手を設けずクラシカルな鍵を差し込み開閉させる。内部はフルオープン仕様で左右合わせて6枚の棚がセット。入れる物に合わせて細かに調整可能な可動式。腰を折ることなく出し入れが出来る上段は、デイリーに使用するグラスやお皿の収納に最適。ガラス越しにディスプレイされた食器を眺めることができるのも嬉しいポイント。内部もローズウッドで仕上がっている為、収納した食器を美しく浮かびあがらせてくれる。

下段は、ローズウッド特有の荒々しい木目を使用した扉で、上段同様に鍵を使用し扉を開くと裏面までローズウッド材で仕上げられた上質な造り。左右それぞれに可動棚が1枚ずつセットされ、用途に合わせて高さを調整し収納出来る。

上段は見せる収納、下段は隠す収納として上手に使い分けたい。アノニマスながら、扉蝶番に真鍮を使用したり、扉、本体側面に凹凸を持たせた意匠を取り入れるなど随所に作者のこだわりを感じられる素晴らしい仕上がり。ダイニングのカップボードとしてはもちろん、リビングや書斎のキャビネットとしてもたくさんの書籍やオブジェ、日用品を収納出来る1台は重宝しそうだ。

上下段は分割式、背面の金具で固定する仕様の為搬入も容易。

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コメント : 谷山

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