HIKE

シェーカースタイルのシンプルなダイニングチェア。シェーカースタイルとは18世紀後半から19世紀にかけてアメリカのシェーカー教徒達が生活の中で作りあげたデザインの総称。その特徴は、木材の無駄をなくし、加工がしやすいデザインであることが前提に、実用的で使い心地よく装飾を排除した中から生まれた機能美を表現するといったもの。そのスタイルは、瞬く間に世界各国に賞賛され家具デザインに多くの影響を与えた。北欧家具を代表するデザイナーの１人Borge Mogensenの代表作「J39」のように北欧家具にもシェーカースタイルに影響を受けたデザインが多く残る。

今回ご紹介する椅子もその中の1つ。1953年開業したスウェーデンの家具店Sven Larsson(スヴェン ラーソン)で1970年代に販売され、現在もヴィンテージマーケットで人気のあるモデル。寒さに厳しい北欧地域で育ち、密度が高く強度もあるスウェディシュパイン無垢材を使用したフレームは非常にシンプルな意匠。特徴的な背もたれはラダーバックと呼ばれるはしご状のデザインは、やや緊張感のある座り心地だが背中全体をしっかりと受け止めてくれるので安定感も得られる。テーブルにセットした時のバックショットがなにより美しい。

じっくりと時間を経て深みを増した色味、表情はヴィンテージパインならでは。その風合いをあえてそのまま残したメンテナンスを施しているが、コンディションがご不安な場合にはショップにて必ず現物をご確認下さい。 4脚セット(1脚￥60,000)での販売。

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コメント：谷山

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