1950-60年代に活躍したオランダ人デザイナーLouis van Teeffelen(ルイ・ヴァン・ティーフェレン)によるキャビネット。当時のオランダでの家具製作はデンマーク家具の影響を強く受けており、彼もコーア・クリントが提唱した人間工学に基づいたチェアなどの製作を行っていた。今回のキャビネットを手掛けたWébé社は他にも多くの家具を彼と生み出しており、その中でもコインで組立可能なウォールシステム収納は彼らの代表作である。
1-10-11, Higashiyama, Meguro-ku, Tokyo, 153-0043 JAPAN
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1950-60年代に活躍したオランダ人デザイナーLouis van Teeffelen(ルイ・ヴァン・ティーフェレン)によるキャビネット。当時のオランダでの家具製作はデンマーク家具の影響を強く受けており、彼もコーア・クリントが提唱した人間工学に基づいたチェアなどの製作を行っていた。今回のキャビネットを手掛けたWébé社は他にも多くの家具を彼と生み出しており、その中でもコインで組立可能なウォールシステム収納は彼らの代表作である。
それでは、本キャビネットを見ていこう。素材はワシントン条約により輸出入が制限された希少種のローズウッドを主に使用。資源豊かな時代背景を象徴するとともに特有の深い色味と力強い木目はプロダクトとしての存在感を高めてくれている。量感ある収納部をスチールにより実現した華奢な脚部が支えることで生み出された絶妙なプロポーションが美しい。異素材とのコントラストを活かしつつ、脚先をローズウッドでまとめ、本体との親和性が考慮されている点も秀逸。床から390mm立ち上がったところから収納部が始まるので、屈むことなく引出や扉にアクセスでき、使い勝手も優れている。
左側にはフラップ扉と引出が3杯セットされている。フラップ扉内は背板、地板、棚がガラス製であることから当時はお気に入りのグラスや酒器、ブランデーボトル等を収納していたことが窺える。フラップ扉を開くと扉裏は白い化粧板が用いられ、簡易的にサーブもできる設計をされており、バーキャビネットとしても活用可能。扉内にはトレーもあり、カトラリーやコースター、ナプキン等を収納するのにお勧め。3杯の引出は最上段だけ仕切りがセットされ、その他は通常の仕様であるから様々なサイズの日用品を上手に仕舞うことができるだろう。右側の観音扉内はシンプルに2枚の可動棚が設けられているため、書籍やお子様の玩具などかさ張るアイテムを収納するのに丁度良い。
フラップ扉、引出、観音扉と多くの機能が集約されている中で、プロポーションの美しさも保たれたキャビネットはそうそうない。デザイナーの美意識が息づく確かな1台は空間の質をより高めてくれるだろう。
フラップ扉内のガラス地板はヴィンテージコンディションです。コンディションがご不安な方は現物確認の上、お申込み下さい。
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コメント: 萱野
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