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スウェーデン人デザイナーBertil Fridhagenによるソファ。モデル名は「kuba」。

Fridhagenは大工からキャリアをスタートし、建築設計を経て、Bodaforsにて家具のチーフデザイナーを務めた。こちらのプロダクトの製作はスウェーデンの老舗ブランドBroderna Andersson社。同社は縦に長いスウェーデンの南に位置し、1914年に自然豊かな土地に家具工房を築く。アンダーソン家で代々引き継ぎ、現存するファクトリーに発展を遂げ、そのラインナップはソファとアームチェアに特化している。そのような確かな実力を持つ両者の経験から生み出されたプロダクトだからこそ着目すべき点も多い。

木部は経年変化により深みが増したチーク材。半世紀以上前に製作されたとは思えないしっとりとした質感が伝わる。フレームの造形はFridhagenのこだわりが感じられて興味深い。例えば、アームを支える束だが、多くのソファは前脚が上に延長し、アームと接合されている。しかし、こちらは束が座枠に接合されており、前脚は独立した構造。珍しい造形だが、横から見た際のアームの収まりが美しいのは流石の一言。また、背面の縦格子は着座した際、背中のラインに寄り添うように湾曲しており、座り心地の向上はもちろん、バックシャンの両立がなされていることも素晴らしい。

腰を降ろすとクッションがお尻、背中を優しく受け入れてくれるソフトな感触。適度な角度がつけられており、上半身は自然と後方へ導かれる。低めにセッティングされたアームはベストな位置で待ちかまえ、椅子が体に馴染むような感覚で読書や映画鑑賞など長時間の着座に最適。全高は低く、視線の抜けも良好、かつバックショットも美しいため、部屋の中央で贅沢にレイアウトするのもオススメ。滑らかなアームは掌でホールドし易いため、立ち上がる動作が楽に感じられるだろう。たまにクッションをひっくり返して使えば生地も長持ちする。

クッション張地、ウレタンフォームは国内にて新たに交換を済ませており、生地は粗めの織りで立体感のあるタイプをセレクト。質感は意外にも滑らかで、近くで見ると濃淡のある複数の糸が豊かなテクスチャーを生み出している。ライトグレーの生地とフレームのチーク材のコントラストがお互いの魅力を高め合う仕上がりとなっているだろう。


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コメント:萱野



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23D07-0080
W1820 D720 H790 SH410 配送料金Eランク
Bertil Fridhagen / Broderna Andersson / Sweden / 1960's / Teak wood
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