HIKE

60年代、デンマーク製のダイニングチェア。当時のコペンハーゲンでは、定期的に家具マイスターの新作発表会"ギルド展示会"、いわば職人の腕を競い合う会が開かれ、著名なデザイナーに負けじと多くのマイスター達が 工夫を重ね家具を発表した。 よって、アノニマスながら高品質な家具が多く残る。こちらのシェーカースタイルのダイニングチェアもその家具の1つ。

シェーカースタイルとは18世紀後半から19世紀にかけてアメリカのシェーカー教徒達が生活の中で作りあげたデザインの総称。その特徴は、木材の無駄をなくし、加工がしやすいデザインであることを前提に、実用的で使い心地よく装飾を排除した中から生まれた機能美を表現するといったもの。そのスタイルは瞬く間に世界各国に賞賛され、家具デザインに多くの影響を与えた。北欧家具を代表するデザイナーの１人Borge Mogensenの代表作「J39」のように北欧家具にもシェーカースタイルに影響を受けたデザインが多く残る。

高さのある背もたれが特徴的で背は後方にカーブしているため、深く腰掛けても、浅く腰掛けても、いずれかの笠木が背中にフィット。笠木の1本1本は緩やかにくびれていて優雅な印象に。肩甲骨の下あたりまでサポートしてくれるので高い安心感を感じる。強度を担保するために座枠が太くなることが多いが、複数の背の笠木が構造体として貫の役割を果たし、軽快な意匠を実現している。シンプルな意匠で永きに渡り愛用出来そうだ。

座面クッション材とファブリックは国内で新規に交換済み。インポートのグレー生地をセレクト。落ち着きのある色味でコーディネートの幅も広く様々なシーンでご使用頂けます。

4脚セット（1脚￥50,000+tax）での販売です。

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コメント：谷山

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