HIKE

VINTAGESelect Mid Century Modern Furniture

ボーエ・モーエンセンがデザインを手掛けた「MODEL 2252」。製作はデンマークを代表するトップメーカーフレデリシア社によるもの。両者は密な協力関係により成長していき、同国の家具デザインを世界レベルに押し上げた功労者と言える。

直線的な全体構成はモーエンセンの代名詞。貫は的確に配置され、構造的な安心感は申し分ない。このデザインは生産性を考慮した結果でもあり、1人の職人が1台の家具を製作することが一般的だった時代に彼は自動車メーカーの生産ラインから学び、各パーツの分業制を取り入れた。そのことにより、後のフレデリシア社の生産効率が大きく改善したといわれている。また、側面のボルトを外すことで、フレームは分解可能なため、物流コストも抑えられ、国内のみならず海外に向けて家具を輸出し易くなることも計算されていた。

上記のように生産・物流効率が改善することは、広い視点で捉えると家具自体の価格を抑えることに繋がり、使い手に大きなメリットがある。彼は使い手のことを第一に考えていたことでも知られ、本作の細かい点にもその思いが活かされている。まず目に留まるのは、アームに付属されたサイドテーブル。飲み物や読みかけの書籍、スマートフォンなどを置くのに丁度良い。左右どちらにも取り付けることができ、不要な際は折り畳めるので、とても利便性に優れている。一般的にはサイドテーブルが付属されていない個体が多く、珍しい仕様だ。

クッションには高密度なウレタンフォームを使用することにより、しっかりした弾力で体を受け止めてくれる。高さがある背もたれは首や肩までしっかりとサポートしつつ、緩やかなカーブは背中の曲線にフィットして高い安心感を得られる。その一方でハイバックともなると存在感が増すため、クッションの厚みを抑えることで軽やかになり、シルエットの美しさも際立つ。ネックピローはレザーバンドで固定され、体格に合わせて高さ調整が可能。これなら長時間の読書、映画鑑賞も快適に過ごせそうだ。


サイドテーブルのサイズはW330 D730。折り畳んだ際のソファ本体の横幅は1390mm。

張地、ウレタンフォーム、レザーバンドは国内にて新たに交換を済ませています。張地は1819年にスイスで設立されChristian Fischbacher社の生地(¥17,600/1m)をセレクト。主な素材にウールを使用しており、滑らかな質感が心地良い。経年で深みを増したオークとライトグレーの生地のコントラストが美しく、上品な印象に。ウールは調質効果の得られる素材のため、オールシーズン快適にご使用いただけます。


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コメント:萱野



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Sofa Model 2252
24D05-0127
W1390(+330) D880 H1010 SH430 配送料金Eランク
Borge Mogensen / Fredericia / Denmark / 1971 / Oak wood
600,000円(税込660,000円)