HIKE

VINTAGESelect Mid Century Modern Furniture

Niels Otto Mollerによるラウンドテーブル「Model 15」。モラーは1944年にデンマーク、オーフスに自身の家具工房J.L.Mollerを設立。職人でありながら、同社のデザイナーとしても活躍し、社長としてビジネスの手腕もふるった。一生愛用できる椅子の宝庫と賞賛されるクオリティの高さが認められ、1952年にはドイツ、アメリカへ、そして現在ではヨーロッパ各国や日本など世界で親しまれている。美しい造形のプロダクトを手掛けることで定評のあるモラーだが、本作でもその実力を如何なく発揮している。

一見して分かるのはまずは脚部の美しさ。スラリと伸びた丸みのあるテーパードレッグだが、幕板との接合箇所は直線的な造形に変化している。天板、脚部が曲面のため、甘くなりがちなところをエッジの利いたアクセントが入ることで全体を引き締めるバランス感覚は見事。次に天板を見てみると、縁は無垢材が周っていることに気づく。椅子のぶつかりなどで、突板が剥がれることを防ぎ、傷や打痕などの補修を容易にするメリットがあるが、本作は縁裏が滑らかに削られている点が珍しい。後述するエクステンション時に天板を掴みやすくするためだが、何とも細やかな配慮がされている。

そして、Model 15の最大の特徴は、伸長板が内蔵式のため、一般的なラウンドテーブルのように伸長板を移動させたり、保管する必要がない。天板をスライドさせ、中央に折り畳まれて格納された天板を引き出すだけなので、操作も簡単だ。また、脚部が四隅にならない珍しい仕様のため、4人で座った際の足元は広く、椅子からの立ち座りもしやすい。最大幅1730mmのオーバル型天板のため、短辺はテーブルの脚をまたぐことで、6人で囲んで使用するのも問題ないだろう。

木材はワシントン条約で絶滅危惧種に指定されたローズウッドを使用。ローズウッド特有の力強く、美しい木目をシンメトリーに配置した天板は、経年変化も加わり重厚感かつ気品が漂う。濃淡の強い色合いで、食器やカトラリーを上質に魅せ、天板に並ぶ日々の料理も一味違って見える。

キャビネットやソファ、ソファテーブルと気づけば室内には四角い家具が多くなるため、ラウンドテーブルをレイアウトすることでコーディネートの懐が深くなる。角のない天板はダイニングの導線確保が容易なほか、皆が中心に向かって腰掛ける事ができ、自然と会話も弾む。機能と美が見事に調和したテーブルは家族の拠り所となり、素敵な時間を共に過ごしていけるに違いない。


天板の突板に浮きがございます為、天板を手のひらで撫でるように触れますと僅かに凹凸を感じます。コンディションが気になる方は、現物ご確認の上、お申込み下さい。

下記「カートに入れる」ボタンよりお申込み下さい。お振込・カード分割でのお支払いをご希望の場合はお問合せフォームよりご連絡お願いいたします。別途ご案内のメールをお送りいたします。


コメント : 萱野



2000年のオープン以来、「物質の循環」「自然との共生」をメインテーマに、ヴィンテージ家具の永続的使用を追求し続けています。末長くお使いいただけますよう自社プロスタッフが可能な限りのメンテナンスを施しました。ご検討、ご購入前に下記を一読していただけますようお願いします。

ハイク品質と特性  生地張替  サポート  木材種類 コーディネートサービス  無断転載について

Table
25S04-0048
直径1220+510 H720 配送料金Dランク+組立費用
Niels O Møller / J.L.Moller / Denmark / 1960's / Rose wood 
450,000円(税込495,000円)HOLD