HIKE

直線的でシンプルな意匠と機能性を持ち合わせた家具を多く残す、スウェーデン人デザイナーのNiels Jonsson(ニールス・ヨンソン）によるキャビネット。当時Domi Monteシリーズとして、ブックケースやサイドボードなど多くのキャビネットが製作され、素材もチークやオーク、ローズウッドに至るまで使用されていたことからも彼が様々な住環境、インテリアに調和するよう注力していたことが分かる。それでは、本作を順に見ていこう。

上段はガラス扉が備わった収納スペース。お気に入りの食器やオブジェを埃から守り、美しく収納可能。ローズウッドの框が額縁のように収納物の存在を引き立ててくれる。内部は中央で仕切られており、左右にそれぞれ可動棚が1枚ずつセットされているため、高さを調整し、様々なサイズのアイテムに柔軟に対応できる点も嬉しい。

中段はオープンスペース。可動棚を活かして、柔軟な収納が可能だが、背板のローズウッドの木目が見事なため、ぜひ余白を持ってディスプレイを楽しんでいただきたい。向かって右側の下端にW50・H30の配線穴が開けられているので、テーブルランプを置いても素敵だろう。もしくはPCやスマートフォンなどを充電するなど実用的にも使用できる。

下段は収納物が見えない両開きの板扉。上・中段よりも奥行きがあるため上段に収まらない書籍や、雑多な生活雑貨を仕舞うのに丁度いい。扉は上段と同様にローズウッドの框が回った上質な造りで、さりげなく見える真鍮製の丁番や鍵を回し、ハンドル代わりにする所作がヴィンテージらしい趣を感じさせる。内部はローズウッドとのコントラストが印象的なビーチ材を使用。左右で可動棚がセットされているので使い勝手も抜群だ。

全体を見渡すと扉裏、棚板、背板に至るまでローズウッド材を使用した贅沢な造り。上・中段をガラス扉とオープン仕様とし、かつ奥行をD230と抑えていることで圧迫感を感じさせず、一方で下段の奥行をD430と深くすることで脚部の台輪構造と合わせて安定感は申し分ない。佇まいの美しさと収納力を両立した頼もしい存在はダイニングの食器棚、リビングや書斎のブックケースとしてなど、様々な空間で活躍してくれるだろう。

扉の開閉はスムーズに行なえるように調整済み。内部もクリーン。上、中、下段の3分割で搬入可能なため狭い間口でも心配ありません。転倒を防ぐために背面に上下連結金具を付けておりますので設置後に取り付けてください。

オープン部の背板に補修後がございます。コンディションがご不安な方は現物ご確認の上、お申込みください。

「カートに入れる」ボタンよりお申込み下さい。お振込・カード分割でのお支払いをご希望の場合はお問合せフォームよりご連絡お願いいたします。別途ご案内のメールをお送りいたします。

コメント : 萱野

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