イヴ・コフォド・ラーセン(Ib Kofod Larsen)によってデザインされたソファ。ラーセンは、ハンス・J・ウェグナーやフィン・ユールと並び、デンマークデザインの黄金期を支えた重要な人物のひとりである。彫刻的なフォルムと繊細なディテールを得意とし、木材の持つ表情を美しく引き出すデザイナーとして知られる。中でも、「Elizabeth」はエリザベス女王が実際に愛用したことでも知られ、北欧家具史に名を刻む名作である。彼の手がけた家具はいずれも、構造と美の均衡を見事に保ち、時代を超えて高い評価を受け続けている。
本作もまた、ラーセンのデザイン哲学を如実に体現した一脚だ。見事に削り出されたリーフ型のアームは、滑らかに手や腕を受け止める優雅な曲線を描き、木肌の温もりとともにチーク材の端正な表情をうまく表している。背面はペーパーナイフのように研ぎ澄まされた部材が整然と並ぶ。壁付けではもったいないので、空間の中央にレイアウトしたく造形だ。細くストイックに設計された脚部が地を捉え、佇む姿は彫刻作品のような美しさを放つ。
腰を下ろすと、座面が適度な弾力で優しく身体を受け止め、最適な角度の背もたれへと導く。デザインの軽やかさに反して安心感が高い座り心地だ。アームや前脚などは繊細さを表現しつつ、貫や後脚に適切な幅を確保し、堅牢性を両立している点もラーセンの手腕を証明している。肘掛けに手を添わせていると、体を自然に委ねていくような心地よさがあり、造形美だけでなく道具として使い手に寄り添う設計になっているのが見事。
半世紀以上の時を経て、チーク材は深みを帯びた色艶を纏い、その存在感はいっそう際立っている。リビングの中心に据えることで空間全体に静かな品格をもたらし、北欧デザインの時代を超える美を日常の中で感じさせてくれるだろう。
張地にはイギリスのファブリックブランドのブークレ生地をセレクト。フランス語で「輪」を意味する「bouclé」の名の通り、表面に小さな糸の輪(ループ)が散りばめられ、シンプルなクッションに立体感を生み出します。繊細なフレームに質感の豊かさが加わることで、ソファで過ごす時間がより快適に。中材のウレタンフォームも新しく交換済みのため、末永く安心してご愛用いただけます。
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コメント:田中
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2000年のオープン以来、「物質の循環」「自然との共生」をメインテーマに、ヴィンテージ家具の永続的使用を追求し続けています。末長くお使いいただけますよう自社プロスタッフが可能な限りのメンテナンスを施しました。ご検討、ご購入前に下記を一読していただけますようお願いします。
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イヴ・コフォド・ラーセン(Ib Kofod Larsen)によってデザインされたソファ。ラーセンは、ハンス・J・ウェグナーやフィン・ユールと並び、デンマークデザインの黄金期を支えた重要な人物のひとりである。彫刻的なフォルムと繊細なディテールを得意とし、木材の持つ表情を美しく引き出すデザイナーとして知られる。中でも、「Elizabeth」はエリザベス女王が実際に愛用したことでも知られ、北欧家具史に名を刻む名作である。彼の手がけた家具はいずれも、構造と美の均衡を見事に保ち、時代を超えて高い評価を受け続けている。
本作もまた、ラーセンのデザイン哲学を如実に体現した一脚だ。見事に削り出されたリーフ型のアームは、滑らかに手や腕を受け止める優雅な曲線を描き、木肌の温もりとともにチーク材の端正な表情をうまく表している。背面はペーパーナイフのように研ぎ澄まされた部材が整然と並ぶ。壁付けではもったいないので、空間の中央にレイアウトしたく造形だ。細くストイックに設計された脚部が地を捉え、佇む姿は彫刻作品のような美しさを放つ。
腰を下ろすと、座面が適度な弾力で優しく身体を受け止め、最適な角度の背もたれへと導く。デザインの軽やかさに反して安心感が高い座り心地だ。アームや前脚などは繊細さを表現しつつ、貫や後脚に適切な幅を確保し、堅牢性を両立している点もラーセンの手腕を証明している。肘掛けに手を添わせていると、体を自然に委ねていくような心地よさがあり、造形美だけでなく道具として使い手に寄り添う設計になっているのが見事。
半世紀以上の時を経て、チーク材は深みを帯びた色艶を纏い、その存在感はいっそう際立っている。リビングの中心に据えることで空間全体に静かな品格をもたらし、北欧デザインの時代を超える美を日常の中で感じさせてくれるだろう。
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