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ハンス・ウェグナー デザインによるダイニングテーブル「AT312」。頭文字のATは制作したデンマークの家具メーカーAndreas Tuck社を示す。両者は50-60年代に沢山のテーブルを残しており、こちらは比較的初期にデザインされた希少なモデル。同年代に手掛けたAT305というデスクは晩年、病室にまで持ち込むほど自身でも納得の作品であった。

このテーブルにはチーク材・オーク材いくつかのバリエーションがある中で、今回ご紹介するのは天板がチーク材、脚にはオーク材を用いた仕様。元々はコントラストがある素材通しでも、経年変化により深みが増し、特にオーク材は濃厚な飴色になっていますから、調和と風格が表現されたまさにヴィンテージといった佇まいである。

それでは仕様について見てみよう。天板サイズは幅1600mmと大人が横並びに2人座ってもゆとりある大きさ。また、両側面からは600mmずつスペア天板を引き出すことができ、2200mm、2800mmと段階的に拡張可能。最大8人でテーブルを囲むことができる。これなら急な来客にも対応でき、用途に合わせて容易に変化できる機能性は嬉しいところ。四方には厚みのある無垢材を回すことで量感が増し、椅子当たりによる傷にも強い。

脚はオーク無垢財を大胆に組み合わせた造り。厚みのある幕板は接合部分で厚みが増すことで強固に連結し、中央部はアーチ状となり太ももの窮屈さを軽減している。この部分は意匠面でも特徴的であり、他のテーブルとは一線を画すところ。丸くテーパー状に削りだされた脚はハの字に角度をつけることで安定感が増し、力強く根をはる大木のようにドッシリとそこに佇む。

スペア天板のスライドレールはスムーズに出し入れできるよう調整済み。脚は取外しできませんので、事前にご搬入経路をご確認ください。


コメント: 中島


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Table
18S06-0123
W1600 600x2 D1000 H700 配送料金Eランク
Hans J Wegner / Andreas Tuck / Denmark / 1960 / Oak & Teak wood
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