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ハンス・ウェグナーによるデイベッドGE258。こちらはある学生寮の為にウェグナーがデザイン。1954年の発表以来、GETAMA社では現在でも製作され続けるベストセラーとなり、ウェグナーにとっても傑作の一つと言えるでしょう。ソファとベッド、二つの役割を兼ね備えたユニークな仕様は、コンパクトな住宅事情のデンマーク都市部ではとても重宝されている。

デイベッドというだけありフラットな座面が特徴的。胡座をかいたり、寝そべってネットサーフィンや読書と、どんな姿勢も取りやすいので体格やシチュエーションを選ばず活躍してくれるだろう。また、一般的なデイベッドは奥行きが深いが、可動式の背もたれによって、しっかりと背中を預けられるのは秀逸。上体を起こして映画鑑賞するなど日常の団欒にも向いている。

座面クッション内部にはコイルスプリングが内包され、座った時に適度な反発力でお尻を受け止めてくれる。またウレタンだけの構成と違いクッションの型くずれも軽減。元々はベッドマットレスメーカーだったGETAMA社ということもあり、サブベッドとしては寝心地も申し分ないだろう。可動式背もたれ内部は収納としても活用できますから、シーツやブランケット、枕など忍ばせておけばスマートにベッドにシフトできそう。

直線的なフレーミングは壁面への収まりがよく、サイズの割に圧迫感を感じさせない。フラットなシートにはお盆などをのせてテーブル代わりにも出来そう。ちょっと飲み物を召し上がるくらいなら、ソファテーブルをレイアウトせずリビングを広々使うのもいい。横方向には貫を設けず、脚元の抜けは良好。前後の貫はデザイン当初は見られなかったものの、長く作り続けていく中で取り入れられたアップデートのひとつ。幅広の角脚は耐久性も高い。

張地、内部クッション材は新規に交換済み。ファブリックはデンマーク Kvadrat社の“Clara”をセレクト。Claraは染色前の羊毛の色味を生かして一つ一つ丁寧に紡績、染色。個体差のある毛の色に合わせて編み方を調整し、素材の良さを最大限に引き出すこだわりが詰まっている。深いグリーンがフレーミングとのコントラストを生み、互いの魅力を高め合っているよう。

大型家具につき、搬入経路を予めお確かめください。


コメント:中島


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Daybed Sofa
20D06-0161
W2050 D880 H770 SH440 配送料金Fランク
Hans J Wegner / Getama / Denmark / 1960's / Oak wood
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