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ニールス・O・モラーによるダイニングチェア「Model 71」。職人でもあるモラーは1944年に自身の家具工房J.L.Mollerを設立し、その2年後には椅子製作をスタート。 モラーの美意識がよく表現されている椅子類はいずれもモダンで世界的な評価も高い。その中でもModel 71は1951年にデザインされた比較的初期の椅子ながら、現代でも変わらずに製作され続けている彼の代表作。

使用される木材はチーク材。しなやかな柾目が美しく上品、特に量感のある背もたれには有機的な丸みがあり、天然木の風合いが豊かに感じられる。深みが増したきめ細やかな木目のチーク材はヴィンテージならではと言えるでしょう。量感のある背の笠木は後脚と滑らかに継ぎ合わせられて高い一体感を表現。素材のもつ存在感をより強く感じられる。

腰を降ろしてみるとファブリックシートが優しくお尻を受け止めてくれる。内部はウレタンフォームとウェービングバンドによる2つのクッション材を使用。懐の深さを感じられて、これなら長く腰掛けていてもお尻が痛くなることはないでしょう。幅、奥行きにもゆとりがある点も素晴らしい。背中は幅広の笠木が広い面積でもって支えてくれますから、優れたホールド感をもたらしてくれる。一切の貫を設けていない脚によって椅子は洗練された佇まい。部材を少なくするという事はそれだけ技術力が求められるという事。およそ50年の時を経て今、私たちの前に立派に存在することこそその証明と言えるでしょう。

ファブリック、内部ウレタンフォームは交換済み。ファブリックはデンマークの伝統的なメーカー Kjellerup VaeveriのSara。ウールとコットンを用いたファブリックの為、あっさりとした肌触りが季節を問わず快適に過ごせるでしょう。また、上質なウールは毛の1本1本に油分を含むため汚れを拭き取りやすい点も機能的です。末永くご愛用ください。

1脚¥95,000+tax。4脚セット販売となります。

コメント:谷山


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Chair Set
20D06-0174
W490 D510 H790 SH440 配送料金Bランク(2脚)
Niels O Moller / JL Moller / Denmark / 1951 / Teakwood
下記価格は4脚セットの場合
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