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北欧家具の黄金期を築いたデザイナーの1人であるハンス・ウェグナーによるハイバックチェア。

自らマイスター(職人)としての技術を持ち、木への理解も深いウェグナーは生涯500以上ものチェアをデザインした。それらを実現できたのは、優れたメーカー、職人と出会えたことが大きい。事実、ウェグナーは製作する上で良いデザイナーになるためには良い職人と共同作業をすることが大切だと公言していた。こちらのGE290ハイバックチェアは、デンマークのマットレスメーカーGETAMA社と手を組み、今から71年前の1953年に発表された。そして、現在もなお作り続けられるベストセラーとして世界中で愛されている。

骨太構造のオークフレームは、経年で味わい深くなった木の温もりと安心感を与えてくれる。左右の座枠が延伸して後脚になる構造はGE290の特徴の一つで、後ろ側にかかる体重の負荷をうまく分散できるよう考慮した設計だが、サイドから見た際の流麗なラインにより、造形の美しさも両立させている点は見事。北欧家具の魅力の1つとして「機能美」が挙げられるが、そのように言われるようになったのは彼の功績が大きいと感じる。

座ってみると深い座角によって心身ともに安心してゆったりと預けられる。ヴィンテージならではのコイルスプリング入りのクッション(現行品はウレタンのみ)は適度にテンションがあり、さらに首までしっかりホールドしてくれるヘッドレストのお陰で自然と体の力みが解放されていく。幅広の水平アームに腕を乗せることで、長時間安定して寛ぐことも可能。立ち上がりの際もアームは掴み易くスッと体を起こす事ができると同時に、マグカップや読みかけの本を置くスペースにもなるので、読書や映画鑑賞などを有意義に過ごすパートナーとしてこれ以上ない存在となるだろう。


クッション張地、ウレタンフォームは国内にて新規に交換済みです。張地はスペインのファブリックメーカーGUELL LAMADRIDの生地をセレクト。経糸と横糸のテクスチャーがしっかりと感じられる生地感はオークの力強い木目と相性が良い。サラリとした質感によりオールシーズン快適に使用できます。

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コメント:萱野



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Easy Chair
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W750 D900 H940 SH420 配送料金Dランク
Hans J Wegner / Getama / Denmark / 1953 / Oakwood
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