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JOURNAL / FROM HIKE / ABOUT HANS J WEGNER & RECOMMEND ITEM



ハンス・J・ウェグナーはデンマークの家具デザイナー。世界的な評価は高く、生涯で500脚以上の椅子をデザインしたことから「椅子の巨匠」と称されている。当店での取り扱い数も多いことからその名をご存知の方も多いことでしょう。彼を語るうえで大切なことは、ウェグナーはデザイナーであり、職人であるということ。デンマークでは家具デザインをするには指物師の資格を取得する必要があり、ウェグナーは17歳で取得済み。だからこそ木材を熟知し、技術に裏打ちされたデザインを行うことが出来た。そのクオリティは半世紀の時を経たヴィンテージをご覧いただければ一目瞭然。丈夫な構造、良質な素材からなる彼の家具はメンテナンスにより輝きを取り戻し、秀逸な意匠美は現代のスタイリングでも主役級の存在感を示してくれる。より詳しく知りたい方はJOURNALにてご紹介しております。


以下ではメンテナンスを終えたハンス・J・ウェグナーのヴィンテージ家具をご紹介いたします。各商品ページにアクセスいただければ、家具のディテールや詳しいご説明が記載されています。じっくりとお確かめください。


01. Cabinet RY20
椅子の巨匠と称され、チェアやソファにフォーカスされる事が多いがキャビネットでも秀作を残している。中でもこのRY20は代表格であろう。上下2段構成でその間に空間を持たせており、側面の柱は贅沢にチーク無垢材を大胆に用いた量感はいかにも彼らしい。
W1800 D500 H1800 / RY Mobler / Denamrk / 1955 / Teak wood
¥900,000 +Tax


02. Cabinet RY25
力強さと落ち着きが同居する独特な木目をリズミカルに配した蛇腹扉。緻密な計算と高度な技術が必要とする扉を採用することで、上質なローズウッド材の魅力を最大限引き出している。ステンレスベースのハンドルがよきアクセントに。
W2000 D500 H790 / RY Mobler / Denmark / 1960's / Rose Wood
¥1,650,000 +Tax


03. Sofa GE530
生涯500以上の椅子を手掛けた偉業を実現できたのは素晴らしい職人との出会いが大きい。本人も「良いデザイナーになるためには良い職人と共同作業をする事が大切」と話ていたと聞く。こちらのGE530は、デンマークのマットレスメーカーGETAMA社と協力し1973年に発表されたモデル。
W2060 D770 H800 SH420 / Getama / Denamrk / 1973 / Oak wood
¥640,000 +Tax


04. Cabinet
今は亡きデンマークのファクトリーRY Mobler社。背面にはファクトリーの刻印と共に「10 AUG 1965」と製造日が刻まれており、半世紀前の品であることが分かる。当時は上下ユニットそれぞれ幾つかのヴァリエーションから選べるシステムユニットシリーズとして販売され、各家庭に適した用途のキャビネットとして納められていた。
W1000 D490 H1810 / RY mobler / Denmark / 1950's / Teak & Oak wood
¥400,000 +Tax


05. Table AT309
製作を手掛けたAndreas Tuck社とは50〜60年代に沢山のテーブルを残しており、こちらは比較的初期にデザインされた希少モデル。椅子作品に注目が集まるウェグナーだがテーブルのデザインも秀逸で、同年代に手掛けたAT305というデスクは晩年、病室にまで持ち込むほど自身でも納得の作品であったそう。大胆な素材使いからくる重厚感は彼らしく、良質な素材選びにこだわっていますから特に天板のチーク材は表情はとても魅力的に感じられる。
W1280 (500x2) D860 H715 / Andreas Tuck / Denmark / 1960's / Teak & Oak wood
¥1,200,000 +Tax


06. Chinese Chair
1943年にデザインされた名作椅子「チャイナチェア」。その名の通り17、18世紀の中国、明王朝時代の椅子をリデザインしたもので、ウェグナーの代表作の1つ。後の「ザ・チェアー」「Yチェア」の原型となっている彼にとって重要なピースでもある。
W850 D550 H820 SH450 / Fritz Hansen / Denmark / 1943 / Cherry Wood
¥520,000 +Tax


07. Bear Chair
APストーレン製のイージーチェア「ベアチェア」。1950年からウェグナー作品を数多く製作する同社の最も古い時期にデザインされた椅子の一つ。複雑な曲線美と、木フレームのみでは表しきれない量感を表現しており、1台ずつ手間暇をかけて丁寧に手作業される特別な椅子である。ウェグナーを代表する1台と言えるでしょう。
W900 D900 H1000 SH430 / AP Stolen / Denmark / 1951 / Teak & Oak wood
¥1,800,000 +Tax


08. Cabinet
RY Mobler社のライティングビューロー。4番でご紹介したキャビネットと同様のシリーズと考えられるが、背面には「24 AUG. 1954」の刻印があり、少なくとも10年以上もの間、作り続けられていた人気商品であったことが伺える。
W1000 D490 H1810 / RY mobler / Denmark / 1950's / Teak & Oak wood
¥420,000 +Tax


09. Cabinet RY26
2番でご紹介したRY25の後継。蛇腹扉から引戸となるが、扉上部の4つ見える丸い金物に注目してみて欲しい。これは扉の裏面にセットされているレールパーツを固定する金物。こうした構造体を意匠へ転換させるアイデアは、CH30の楔(くさび)やザ・チェアのフィンガージョイントも同様でウェグナーらしい発想と言えるところ。
W2000 D490 H790 / RY Mobler / Denamrk / 1958 / Oak wood
¥1,250,000 +Tax



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JOURNAL ON 7TH DEC 2019

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